躁状態の不眠 2
朝早く起きるのは、うつ状態の時と同じですが、起きるとすぐに動き出して、昼間も張切って仕事をして、夜になるとお酒を飲んで遅くまで起きているという状態が続きました。
抗うつ剤を中止して、抗精神薬と睡眠薬の併用にきりかえると、1ヶ月位で躁状態はおさまって、羽毛 掛け 布団で眠ることも出来るようになりました。
そして、ほぼ正常な状態で仕事に出られるようになりました。
このY・Yさんの場合は、普段から早寝、早起き型の睡眠パターンですが、躁状態でもうつ状態でも睡眠時間が短縮し、早朝覚醒が著明となってきます。
睡眠障害だけをみていますと、躁状態もうつ状態も同じようですが、昼間の精神症状はまったく異なっているのですから、不思議なことです。
次にてんかんと睡眠について。
てんかんはヒポクラテスの時代から知られている病気で、昔はその発作の状況などから神聖病ともいわれていました。
脳波の発見以後は「突発性脳律動異常」によってひき起こされる臨床的発作(けいれん発作とか意識喪失発作をいう)をてんかん発作ということになっています。
このてんかんという病気にたいしてはまだ偏見が多く、「遺伝性のもので不治の病である」という考えを持っている方が多いようです。
一般の方や患者さんの家族だけではなく、医者の中にも「てんかんでは治りませんね」という人もおります。