てんかんと睡眠 2
この型では、覚醒中発作を来たすことは少なく、脳波上の異常波も睡眠賦活(活力を与えること)をすることによって出現することが多いのです。
またこの睡眠てんかんでは、発作が起る数日前から不眠になることが多いので、発作の予知ができるといわれています。
教授のいう覚醒てんかんというのは、覚醒中にてんかん発作の起るものすべてをさしているわけではなく、羽毛 布団での睡眠から覚醒した時に起るてんかん発作をさしているのです。
この覚醒てんかんでは、発作は睡眠不足の後に起り、またアルコール類の過飲後に発作が起りやすいといわれています。
また不定型てんかんといわれるタイプは、覚醒、睡眠リズムとの特定な関係なしに発作が起ってくるもので、その過半数が症状性てんかん(脳の外傷や脳炎などの後に起ってくるてんかん)であるといわれています。
・・・このように、てんかんを発作の起る時間帯によって分類することは、教授の前にもあったのですが、3つのタイプにわけて、それぞれの特徴を細かく分類したのは教授の功績です。
てんかんの臨床発作が、このように睡眠、覚醒というリズムに対応して出現することがわかりました。
脳波上のてんかん性異常波(発作波という)もまた睡眠、覚醒水準によって影響をうけるのです。