てんかんと睡眠 3
てんかん患者の夜間睡眠について観察してみます。
東洋羽毛工業によると、全般的には睡眠減少の方向にありますが、その睡眠障害の程度は、てんかんのタイプや重症度などによって異なっています。
てんかんの中でも脳波上側頭葉に棘波(てんかん患者によくみられる尖った形の波)を有する側頭葉てんかん。
これでは、深睡眠(ステージ3と4)の減少やレム睡眠の出現が不規則になるなどの睡眠障害がみられます。
この睡眠障害は、脳の中の古い皮質である大脳辺縁系の機能障害または器質障害によるものと考えられています。
一晩の睡眠経過をみると、睡眠てんかんでは入眠が早く、深睡眠に早く到達し、その後しだいに浅くなって、朝は容易に覚醒するという、いわゆる宵型睡眠のタイプが多いようです。
これにたいして覚醒てんかんは、入眠に時間がかかり、夜間の体動や夢が多く、明け方になって深睡眠に入るため、朝の目覚めが悪いという、朝型睡眠のタイプが多いといわれます。